着付の大会日記
美容師にも技術を競う大会がいろいろあります。
カットやちょっと特殊なスタイルをつくる競技、ブライダル、ネイル、着付など
種目は様々です。
着付を習い始めて２年位だったでしょうか。年齢制限がある大会が東京都の美容組合で
開催されることになりました。私はその制限ギリギリだったのですが、
それほど大きくない大会でもあったので、勉強のために出てみなさいと進められ、
第１回美容技術コンクールに出場しました。
当時習っていた先生はとても練習熱心で、素晴らしい技術を持っていました。。
おかげで、教わる技術も とてもレベルの高いもので★
ただ困ったことに、時間内に終わらない…そうです、大会には制限時間があります。
大会前日でも時間に入らなかったり、ギリギリな状態で、不安しかありませんでしたね。
さぁ当日。大会中の記憶はあまりありません…ただただ手を動かしていた、それだけです。
驚くことに、時間が余ったんです。え、ヤバい、何か忘れたに違いない。。。
余裕で見直せたはずが、余ったことのない時間に焦ってしまいました。
結果は準優勝。日々技術を叩き込んでくれた先生に感謝です。
その翌年、次は留袖に挑戦で、東京国際フォーラムで行われたガラ・ド・ラ・コワフュールに出場。
この大会は舞台上での競技ではなく、ホール内を区切って行われ、観客が真後ろやら真横やら
まるで動物園のパンダになった気分でした。
集中力との戦いでもありましたね。
留袖は振袖と違って重みもあり、二重太鼓の大きさやバランス、いろいろ勉強になりました
そして結果は、なんと優勝！オールビューティー社賞なんてものもいただきました！
そして再び振袖に。大会にはもう出ないと思っていたのですが、
やはり大会は苦労の分、経験と勉強にはなります。
中野サンプラザで行われたガラ・ド・ラ・コワフュール。
中振袖着付の部の優勝者はその後行われる全国大会への出場権が得られます。
とにかく、練習の日々でしたね。この競技はプロのモデルさんでやるため、
着せられるモデルさんの方が大会の経験が豊富なため、いろいろ教えていただきました。
おまけに、とってもいいモデルさんだったので、ホントに心強かったです。
前日はホテルに泊まり、夜遅くまで、当日も朝から練習でした。
この競技は今までとは違い、長襦袢の衿とじからメイク、ヘアを
時間内に監視下で仕上げていきます。
不器用な私は白い衿を付けるのに、早速指に針を刺し、流血したことを覚えています。
結果は準優勝。優勝と同点だったのですが、優勝はひとりなため審査員長の得点が高い方が
優勝ということになったようです。
でも反省点はいっぱいあって、
まだ優勝はいただけないと
思っちゃいました。
さすがにもう大会は出ませんが、
着付はとても奥が深く、楽しいので
がんばりまーす（^^）
★★★
★★★
★★